雨漏りの原因
建物自体に雨が当たらなければ雨漏りは発生しません。しかし現実的にはそれは不可能です。
逆の言い方をすれば雨が当たるから雨漏りする。と言えるかもしれません。
それが屋根であったり、屋上防水やバルコニー防水、外壁だったりと建物の外回りに原因があります。間違いなく言えることは雨が当たらない、濡れないところには雨漏りの原因はありません。
必ず雨が降って濡れるところに原因があります。
ただ濡れるだけで雨漏りしていては建物としての価値はありません。すべての建物は雨が降って濡れても雨水が室内に入らないように造られています。
しかしながら何らかの理由、原因と言ってもいいかもしれませんが、不具合が発生し、雨漏りが発生します。木造住宅の屋根や壁の目に見える部分が1次防水(表面で雨を防いでいる)部分から雨水が浸入し、2次防水(アスファルトフェルト、透湿防水シート、アスファルトルーフィング)に不具合が発生しているときに雨漏りは発生します。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造には基本的に2次防水という考え方がありませんので表面の1次防水を突破した雨がそのまま室内に漏水し雨漏りとなる場合があります。
また、屋上防水やバルコニー防水も1次防水となり、基本的に2次防水は存在しませんので防水層に不具合があれば即雨漏りなります。
雨漏りに使える保険
雨漏りを保険で直せますか?というお話をお聞きすることが多々あります。通常の火災保険では不具合の原因、ここで言う雨漏りの修理には保険金が支払われることはないと思います。(もちろん、個々に入っている保険が違いますので一概には言い切れませんが…)
例えば、台風で屋根の一部が剥がれてしまい、雨漏りが発生する。この場合は【台風で屋根が剥がれてしまった】という風災に対して保険が支払われます。雨漏りを直すことではなく屋根を直すことに対して支払われます。
また、雨漏りした内装(天井や壁のクロス)や調度品に対してもやはり保険金が支払われることはないと思います。この場合も台風で屋根が剥がれてしまい、その影響で室内に被害が出てしまった。場合には支払われます。
保険金が支払われる場合→台風、強風などの自然災害で発生した被害
保険金が支払われない場合→上記のこととは関係なく雨漏りした場合
まれに『雨漏りを保険で直します』などや『保険を使って雨漏り修理ゼロ円』などの言葉をインターネットで目にしますが、支払われる場合と支払われない場合があることをご理解ください。
また自然災害ではないのにそれを装って保険金を受け取った場合、『保険金詐欺』となってしまうこともありますのでご注意ください。
詳しくはいまご加入している火災保険の代理店さんや保険会社に直接お伺いください。
雨漏り調査と修理にかかる費用総額
雨漏り調査や修理で心配になるのがその費用ですよね。
雨漏り散水調査にかかる費用
木造住宅でおおよそ10~15万円前後(ハシゴなどで調査の場合)鉄骨造や鉄筋コンクリート造などですと15~25万円(ハシゴなどでの調査の場合)がボリュームゾーンとなります。しかしながら、雨漏りしている箇所数や建物の形状などで金額の増減が発生いたしますことをご了承ください。
また、私達の調査は成功報酬型となっております。調査を実施しても雨漏り再現できなかった、原因の特定に至らなかった場合、雨漏り調査費はいただきません。
(仮設費用、補助スタッフ費用、諸経費などはご請求させていただきます)
雨漏り修理にかかる費用
1次防水(壁や屋根、防水)の簡易的な補修(シーリングなど)では5.5万円程度、
外壁や屋根を解体して2次防水までの修理となると100万円以上になることもあります。
雨漏りの調査方法
雨漏り調査の方法には、主に以下の3つがあります。
- 目視調査→目視で当該箇所を確認し、不具合が無いかを調査します。
- 散水調査→雨漏りの原因となりうる箇所に一定時間散水して雨漏りの再現をします。
- 解体調査→実際に外壁や屋根を解体しながら原因を突き止めます。
雨漏りの修理方法
雨漏り修理の方法には、主に以下の3つがあります。
- 簡易補修→ひび割れ部分にシーリング処理などあくまで一時的な処理となります。
- 1次防水修理→簡易的なシーリングだけにとどまらず壁面であれば防水塗装、屋上やバルコニーであれば防水処理などを施工します。
- 2次防水修理→木造住宅における1次防水を撤去してその内側にある2次防水まで修理する方法で雨漏りの根本原因を修理します。
雨漏り修理・調査の実績
雨漏り調査・修理実績:308件
(2018年12月末)
「雨漏り診断士」がお宅の雨漏りを診断します!
- 「長年、雨漏りに悩まされている」
- 「建ててもらった工務店に相談しているのに直らない」
などのお声を多く聞きます。
なぜでしょう?
タウンページを見てみるとよくわかります。『雨漏り工事』には特定の業者さんが存在しません。雨漏り工事、雨漏り修理という専門の分野が今まで存在していないからです。
大工さん、屋根屋さん、板金屋さん、塗装屋さん、防水屋さん、それぞれ雨漏りとは少なからずかかわっているお仕事です。でも、それぞれの職業範囲を超えての雨漏りに対しての専門知識は残念ながら持ち合わせてはいません。
そして、『雨漏りは直らない、わからない』という結果になってしまっているのです。
雨漏り診断士とは?
雨漏りが原因で「大掛かりな工事」になってしまうことがあります!
ここでは、ベランダからの雨漏りが原因で梁が下がってしまった事例を紹介します。
補強した柱を壁と同色で塗装し、違和感がなく仕上がりました!
雨漏り110番大田店(サンカラー)が選ばれる3つの理由
1.大田区千鳥町出身、地域密着
ちょっとしたお困りごとでもすぐ駆けつけるフットワーク。
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世代をまたいでお付き合いさせていただきます。
3.『丁寧な仕事』と評判
お客様アンケートで『丁寧な仕事』というお言葉を頂いています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。